応用技術グループと電気制御グループは、
機械、電気による制御からソフトウェア開発までを
一貫して行っている部署です。
近年、建設現場への導入が進んでいる
ロボットの開発では、
より複雑で高度な動きや機能が求められています。
機械の限界を電気やソフトウェアでどう補うか、
多角的な視野と先入観にとらわれない
柔軟な発想が求められる仕事です。
新しいものづくりにチャレンジする
若手2人に話を聞きました。
平原 全
製造技術本部 設計制御技術部大学では、電気回路や人工知能、ソフトウェア開発を専攻しており、そのスキルを生かせる仕事を探していました。KMEの会社説明会で「建設業界の課題であるデジタル化・DX化に注力していく」との話を聞き、将来の伸びしろを感じました。この会社なら自分も成長できると考え、入社を決めました。
現在はハード・ソフトの開発、ネットワーク構築などを任され、充実した日々を送っています。次世代分電盤※の開発では、ネットワークカメラを設置した遠隔監視システムを採用しましたが、転送データ量に関する課題を通信方式の変更で解決するなど、これまでに得た知見を開発にも役立てています。
※ 現場内の仮設照明を、スマートフォンなどのモバイル機器により遠隔で多数・同時にON/OFFできる分電盤。平原職員が中心となって開発し、わずか3か月で試作品を製作した。
大学では、電気回路や人工知能、ソフトウェア開発を専攻しており、そのスキルを生かせる仕事を探していました。KMEの会社説明会で「建設業界の課題であるデジタル化・DX化に注力していく」との話を聞き、将来の伸びしろを感じました。この会社なら自分も成長できると考え、入社を決めました。
現在はハード・ソフトの開発、ネットワーク構築などを任され、充実した日々を送っています。次世代分電盤※の開発では、ネットワークカメラを設置した遠隔監視システムを採用しましたが、転送データ量に関する課題を通信方式の変更で解決するなど、これまでに得た知見を開発にも役立てています。
※ 現場内の仮設照明を、スマートフォンなどのモバイル機器により遠隔で多数・同時にON/OFFできる分電盤。平原職員が中心となって開発し、わずか3か月で試作品を製作した。
開発業務は、その多くが鹿島建設の機械部や技術研究所からの相談から始まり、細かい打ち合わせを重ねながら、プロジェクトを進めていきます。最近開発したのはトンネルを掘削する機械「シールドマシン」の土砂密度を色分けして表示するシステムです。機能設計からユーザインターフェースまで、お客様と相談しながら開発を進め、神奈川県の「公田笠間トンネル」の現場に赴いて、導入までを担当しました。KMEは、開発者自身が現場への導入までワンストップでできるのが強みの一つで、お客様から信頼され、開発パートナーとして選ばれる理由なのだと思います。
建設業のDXに最先端で関わっていることをモチベーションに、知識をさらに深めて、いいものを生み出せるエンジニアになりたいです。
カイン スエー ウイン
製造技術本部 設計制御技術部私はミャンマー出身で、母国の大学を卒業後は電気関係の仕事に就いていました。日本で働くために日本語を修得し、KMEへ。入社後は母国で学んだ電気の知識を活かして、電気回路図の作成を担当していました。入社4年目の現在は、制御盤、スイッチボックスなどの機械設計にも担当領域を広げています。
以前からデザインにも興味があり、動画を見て3Dソフトの使い方を独学で習得しました。それを知った部長からデザインもやってみないかと打診され、機械のカバーをデザインすることになりました。実務経験はなかったものの、スキルを身につけたことで得られたチャンスはありがたく、さらに、提案したなかから自分のデザイン案をお客様に選んでいただけたのが自信につながりました。
私はミャンマー出身で、母国の大学を卒業後は電気関係の仕事に就いていました。日本で働くために日本語を修得し、KMEへ。入社後は母国で学んだ電気の知識を活かして、電気回路図の作成を担当していました。入社4年目の現在は、制御盤、スイッチボックスなどの機械設計にも担当領域を広げています。
以前からデザインにも興味があり、動画を見て3Dソフトの使い方を独学で習得しました。それを知った部長からデザインもやってみないかと打診され、機械のカバーをデザインすることになりました。実務経験はなかったものの、スキルを身につけたことで得られたチャンスはありがたく、さらに、提案したなかから自分のデザイン案をお客様に選んでいただけたのが自信につながりました。
最近では、建築現場でビルの鉄骨に不燃材を吹き付けるロボットのカバーや、最新モデルの次世代分電盤のデザインを考案しました。かわいいものやきれいなものが好きで、機械の特徴を表現するために、動物などをデザインモチーフにした機構のデザインなどを手掛けています。社内でも私がデザインも担当しているという認識が広まりつつあり、これからも活躍の場を広げていきたいです。
設計制御技術部には、機械設計グループ、電気制御グループと応用技術グループがあり、平原職員の所属する電気制御グループは11人、20代から30代前半の年齢層が多く、社内でも比較的若いチームです。平原職員はお客様の要望を積極的に聞き取り、的確に意図を汲みながら設計を進める能力に優れています。先端技術と建設現場をつなぐ存在として、さらに経験を積んでいってもらいたいです。
応用技術グループに所属するカイン職員は責任感が強く、どんな仕事も前向きに取り組める人材で、いつも助けられています。最初は2Dによる回路図からはじまり、3Dソフトで設計できるようにスキルアップしていました。デザインの仕事は、無茶ぶりを承知で頼みましたが、頑張り屋の彼女は期待をはるかに超える成果を出してくれました。守りに入らず、意欲的に挑戦してくれるところがいいですね。
この仕事は、大学で学んだことも活かしつつ、新しい分野にもチャレンジできるのが魅力です。いろいろやってみたい!という人は大歓迎です。